熱線反射・熱線カットフィルムで省エネ、プライバシー効果を
熱線反射ミラーフィルム SM-15 ・ SM-25
「SM-15・SM-25」は、金属蒸着膜を設けた熱線反射タイプ(ミラータイプ)のフィルムです。
両面シルバーで日射を46~48%反射し、室内温度上昇を抑制しながら冷房効率を高め、省エネに貢献します。
両タイプとも外側は鏡のように反射します。「SM-25」の方は反射率が若干低いタイプで、よく見るとわずかに室内が透けて見えます。また、室内側も反射しますが外側の視界もある程度確保されています。→マジックミラーのような効果
※熱線反射フィルムは、両面(室内外)がシルバー色のため、特性上、昼間・夜間において光線反射(映りこみ)の逆転現象が生じる場合があります。熱線反射機能の変化はありません。
透明熱線カットフィルム HC-80
「HC-80」はセラミック微粒子を取り込んだ熱線吸収タイプのフィルムです。
透明(可視光線透過率は透明ガラスより若干落ちますがほとんど違いは分かりません)ながら赤外線(熱線)を約40%カットし、室内の温度上昇を抑制しながら冷房効率を高め、省エネに貢献します。
フィルム光学特性
用途 | 品番 | 色調 | フィルム 厚 (μ) |
可視光 線透過率 (%) |
紫外線 透過率 (%) |
日射 | 熱貫流率 (w/㎡・k) |
||
透過率 (%) |
反射率 (%) |
吸収率 (%) |
|||||||
準防犯 | US-200 | 透明 | 175 | 89.0 | <5 | 84.0 | 10.0 | 2.0 | 5.1 |
強力 飛散 |
HS-100 | 透明 | 100 | 89.0 | <5 | 84.0 | 10.0 | 2.0 | 5.1 |
飛散防止 | MS-50 | 透明 | 50 | 85.0 | <1 | 78.0 | 10.0 | 12.0 | 6.0 |
装飾 目隠し |
DE-85 | エンボス ホワイト |
50 | 88.0 | <1 | 78.0 | 8.0 | 14.0 | 6.0 |
DM-65 | マット ホワイト |
50 | 66.0 | <1 | 63.0 | 12.0 | 25.0 | 6.0 | |
DG-20 | マット グレー |
50 | 21.0 | <1 | 36.0 | 9.0 | 55.0 | 6.0 | |
遮熱 | HC-80 | 透明 | 50 | 80.0 | <1 | 62.0 | 7.0 | 31.0 | 5.8 |
遮熱 ミラー |
SM-15 | シルバー | 50 | 15.0 | <1 | 11.0 | 48.0 | 41.0 | 5.6 |
SM-25 | ミドル シルバー |
50 | 25.0 | <1 | 18.0 | 46.0 | 36.0 | 5.5 | |
日照調整 | NS-25 | ミドル スモーク |
38 | 25.0 | <1 | 47.0 | 7.0 | 46.0 | 6.0 |
NS-55 | ライト スモーク |
25 | 57.0 | <1 | 61.0 | 7.0 | 32.0 | 6.1 | |
防虫 | オプトロン | グリーン 他 |
50 | 35.0 | <1 | 53.0 | 7.0 | 40.0 | 6.0 |
参考値 | 3mm ガラス |
透明 | – | 90.2 | 64.8 | 85.8 | 7.8 | 6.3 | 6.0 |
5mm ガラス |
透明 | – | 89.3 | 57.1 | 81.5 | 7.3 | 11.2 | 5.9 |
・熱貫流率とは:温度差が1℃ある時、面積1㎡あたり1時間に抜けていく(損失)熱量を表します。室内外の温度差に起因する熱の逃げやすさを見る指標で、値が低いほど断熱効果が高く、暖房熱が逃げるのを防ぐ効果があります。
・可視光線透過率とは:380~780nmの波長域の透過率を表すもの。フィルムでは値が大きいほど透明度が高く、小さいほど透明度が悪くなるのが一般的。個人差がありますが、目安として50%程度であれば、さほど暗くなった感じはありません。
・ 日射とは日射とは:本来、地上に届く太陽光全体を意味するものですだが、建築窓ガラス用フィルム(JIS A 5759)では、その波長範囲は350~2,100nmと定義されています。地上に届く太陽光線中のエネルギーの殆どがこの日射範囲に含まれ、主として熱 のやりとりに関する際に使用されます。
・日射透過率とは:350~2,100nmの波長域の透過率を表すもの。フィルムでは値が大きいほど日射透過率が高く、小さいほど透過率が小さくなるのが一般的。 ・日射反射率とは:350~2,100nmの波長域の反射率を表すもの。フィルムでは値が大きいほど日射反射率が高く、小さいほど反射率が小さくなるのが一般的。
・日射吸収率(熱線カット率)とは:350~2,100nmの波長域の吸収率を表すもの。フィルムでは吸収率を上げて熱線カットを行うのが一般的とされ、値が大きいほど日射吸収率(熱線カット率)が高く、小さいほど吸収率(熱線カット率)が小さくなるのが一般的。